
一言で言えば雰囲気小説。
なんともない日常生活にちょっとした変化が起きて、読者はドラマチックに進展するように思えるが、それはちょっとした日常の変化にすぎない程度の物語。
もう少し、気が利いたオチを期待してしまうのだけど、この程度で十分でしょうと提示されるオチは、ものたりないけど、こんなものかと納得できる。
そして、あとがきに、眠る前に1編読んでもらうに丁度良い作品を書いたとあるから、やられたと思う。
24編の掌編が収められているが、どれもが、1日頑張った人へのクールダウンに丁度良く調整されていたのだ。
なにも、寝る前に読まなくとも、おだやかな気持ちでいたい時など、有効に活用できそうな作品集となっています。
一編ずつ読むのもいいですね。
今度探して、読んでみます。
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