山科川散策の続きです。
行けども行けども続くヤナギバルイラソウ(時々タマスダレ)の大群生を見ながら下流に向かってトコトコ。
そして、宇治川との合流地点にほど近いところまで来たとき・・・
「私だって負けてませんよ!」
とどこからか聞こえてきました。
「誰?」と横を見ると・・・
まだ初々しいノゲイトウ(ヒユ科セロシア属)の花が・・・
これからがハイシーズンなので、まだ控えめですが結構伸びてきていました。
熱帯アジア原産だそうですが、日本の気候に完全に馴染んでいますね。
ヤナギバルイラソウに比べると少なく見えますが、逞しさでは決して負けていません。
なんせ、わが家に連れ帰ってからもう10年以上、毎年無数に芽が出てくるのですから・・・
(抜くのが大変です)
その横には、これまた最近売り出し中のヤノネボンテンカ(アオイ科ヤノネボンテンカ属)。
やはり南米原産の草状半低木で、寒さに比較的強いので今やどんどん野生化しています。
見た目が上品なので、茶花などにも使われるそうです。
コンクリートの隙間は大人気ですね。
きっと他の草も生えないし、適度に内部に水分があって快適なんでしょうね。
そして横にはツユクサが咲いていたのですが、よく見るとオオボウシバナも混じっていました。
前にみずの森で見た「アオバナ」ですね。ツユクサの栽培品種です。
ここで宇治川と合流~
この日は少しですがダムが放流していたので、山科川(手前)の水はすこし淀んだ感じになっていました。
この後は堤防の上の道を歩いていきます。
見下ろすと、なんとまあ宇治川本流の岸にもヤナギバルイラソウが咲いてるではないですか。
もういいって。
エサ探し中のダイサギ・・かな?少し羽に黒っぽい部分があります。
クズの葉が傷んでしまっていて、いつもは控えめな花が沢山見えていました。
普通はこんな感じ。堤防は結構クズだらけ。
そして一番楽しみにしていたこの実・・・
もう色づいていました!
ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)です!
ヤマブドウと違い「食べられないブドウ」ですが、この宝石のような色合いの魅力だけで十分です。
色づいているのはほんの一部だったので、これからまだまだ楽しめそうです。
ノブドウ自体はあちこちで見かけますが、綺麗に実が色づくところまで見られるのは少数派。
ほとんどが草刈りにあったり、色づかないまま落ちたり・・・
なので、ここのように、毎年美しい実がみられる場所は貴重ですね~
写真がイマ億でした・・
さてさらに先に進むと・・・紅白マメアサガオ。
おー、ツルボも少しだけ咲いているじゃないですか~
セイタカアワダチソウに止まってお休み中のナミアゲハ。
ピンクのリボンを巻いた大阪湾から45㎞の距離標。このあたりで山科川・宇治川散策は終了。
あとは電車で帰りました・・・と言いたいのですが、もう一か所寄り道。
それはまた明日!
【撮影:2021/8/12 山科川~宇治川】