本日の1日

急遽セッティングされた会議と休み明けの注文集中で、
今日の1日、感傷にふけるまもなく終わろうとしています。

まあ、今となっちゃあ被災地も（感覚的に）遠くなり、
普通の生活している以上は仕方ないか。
まだまだ大変な方が沢山居るのは解っちゃいるが、
自分の生活もまた大事にしなきゃいけないし。
（って自分勝手に納得するしかないわ）

本日、一番の得意先の部長さんから入電！
聞いたよ？何で？いつ？辞めてどうするの？後任は即戦力の人間採れるの？
アンタの後釜務まる人間そもそも居るの？
って矢継ぎ早に聞かれても会社に居るから答えられませんがな！

近々お伺いしてお話しますよって答えるのが精一杯。
でも、アンタの後釜云々については、ちょっとだけ嬉しかったですよ。
（今の社内には居ないと思いますが）

記憶もかなり薄くなりつつありますが、8年前の今日は大変でしたね。
確かその日は営業2名が外回りであとは事務所に居たと記憶しております。

弊社事務所が入居しているビルや、近隣のビル，マンションがかなり大きく横に揺れ
倒壊するんじゃないかと思うくらいでした。
当時は今と別の事務員さんが2名居り、1名は原チャ通勤（内緒）1名は日吉の辺りからの
通勤で、結局電車も動かず事務所で21時頃まで過ごしてた。
（夕方、いわき市の姉夫婦には連絡しましたが繋がらず）
で、外回り（営業車で）の2名がようやく戻ったところで、
渋滞疲れで大変申し訳ないが、彼女家まで届けてくれない？と頼み込み何とか受諾してくれ
見送ったのを覚えてます。
（結局彼女が家に着いたのは27時位と後日聞いた様な…）

上司はさっさと帰宅してしまったので（女性が残っているにもかかわらずだ、しかも上司全員
独身，単身赴任，単身赴任と家族の安否も関係無い方々）
ワタシは女性たちを見送った後、電車動くまで待機しよ～なんてお気楽なモンでした。
でもずっと余震が続き、眠ることも出来ずに朝を迎え、ネットで東西線再開を見て06時くらいに乗ったのかな？
家に着いたのは4時間後（ず～っと運転と点検の連続）でしたが、
今度は家に入るのも大変。
居間の入り口には冷蔵庫が斜めになって塞いでいるし、電子レンジは蛇口に直撃したらしく蛇口がへの字に（今もそのまま）

冷蔵庫を戻し、居間に入るとテレビは勿論倒れており、ベッド，テーブル類は玄関側に寄せてきていてぐちゃぐちゃ。

エアコン下とトイレの壁には結構なひび割れ。（まあ、表面のボードでしょうけど）
蛇口と壁のひび割れはすぐ管理会社に報告しましたが、いまだに手付かず。（退去時に揉めそうな予感…）

当日は金曜日でしたよね。確か。

で、日曜日にやっと姉から電話。
姉夫婦の家は津波で中身は全部流され、家そのものしか残らなかったそうだ。
結構、河口近くだったんで。
それでも昼間はそれぞれ職場や学校に居て無事だったそうです。
実家もかろうじて住めるものの被害甚大との事でした。

それから暫くは、毎月市の窓口に募金を入れ、月一くらいボランティアで通ったモンです。
ただ、気候も良く年取ったら戻ろうかと思っていた地元ですが、
やはりそれからは活気も無く、むしろ自然が増えちゃって。
ただやっぱり放射線量は思ったほど下がっておらず、大好きだった海もまだ行方不明者が居ると思うと
昔みたいに釣りに行くこともためらっちゃう。
今は避難して来た方々と地元民がうまく行ってないとの噂もずっと消えずにある状態。
戻れないなあ。

最近はあまり地震が無いから、ワタシ含めやや油断気味？
年に1回くらい、あの日のことを思い出しましょうね。