春一番の地区恒例の「花の茶会」が、近くの大庭城址公園で開催され出かけてきました。
藤沢市の桜の名所となっている大庭城址公園の桜の下で毎年開催され、今年で第16回を迎えて地区の皆さんが楽しみにしているイベントとなっているが、今年は異常に寒さが続いた天候で桜の開花が遅れて、桜の蕾の下での開催となっていた。
地元のボランテイアグループの「ふるさと文化の会」が主催し、観桜で来場する住民の相互交流の場として、地元の高校茶道部の野点や琴・尺八の和楽器演奏会が行われ人気イベントとなっている。
しかし、今年は悪天候で順延となっていた上、桜の開花が遅れていたので、観桜で訪れる人も少なく寂しい茶会となっていた。
市長や地元の名士の方々とともに茶席に招かれ、裏千家の先生の親切な指導を受けて高校生のお点前を受けましたが、全く作法も知らず見よう見真似で緊張していただき、美味しく味わいました。
琴の演奏では、荒城の月などが静かに流れていましたが、「春高楼の花の宴 巡る盃かげさして~・・・」を口ずさみながら、会場の城跡で酒を酌み交わす情景を連想していたが、昔の大庭城では、この季節に花見の宴をくり広げていたのだろうか
そんな思いを胸に、城址公園内を走っていたが、園内の開花していない桜の木の下では待ちきれないグループの花の宴が開かれていました。
芝生広場には、ワンちゃん散歩やジョギングを楽しむ人も多く、ようやく待ちわびた春の陽を体いっぱいに受けて、春の休日風景が見られました。
主人公である芝生広場の桜は、この数日の暖かさで開花寸前となっており、週末の満開に向けてお化粧中といった姿が見られます。
一方、花の広場などでは、ハクモクレンが桜に先んじて満開となっており、紫苑も美しさを競うように彩りを添えて準備中でした。
園内では、他にもレンギョウやユリノキも開花しており、花の競演が始まっています。
百花繚乱の季節となり、新年度のスタートを祝うような明るい日が続いて欲しいですね