
相模国の国府祭に参加する六つの神社を訪れる。一之宮の寒川神社、二之宮の川勾神社、総社の六所神社はすでに参拝した。残りの三社を参拝する。
三ノ宮の比々多神社は、伊勢原駅からバスで行く。
御朱印に冠大明神とあるが、これは832年に淳和天皇により神号として賜ったものだという。当時は相模国総社だったらしい。
アレッ?ですな。相模国総社は六所神社だろうが。相模国総社は変遷があったのか。総社が変わるということは、国府の所在地も変わっていたことになる。国府の近くに総社がつくられるからである。
ところで、相模国の国府の所在地はいまだ明確ではないそうである。全国の國府の中で唯一所在地が確定されていないのが相模国國府である。こういうこともあるのかなという感慨が起きる。
比々多神社の鎮座地周辺にはストーンサークルもあり、昔からここが信仰の地であったことがわかる。大山を霊峰として崇めたのだろう。
こういう神社の創建は正確には分からない。祭神も地場の開拓神で、あとから神名をつけたのだろうから、気にしても仕方ない。





狛犬がなく、蛇が狛犬替わりに置いてあった。
