goo blog サービス終了のお知らせ 

QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

ふと思い出したドヤ街の思い出。

2025-05-03 16:31:48 | 日記
前々から書いているように僕は日雇い労働者がたくさんいるような町で生まれ育ちました。東京で言ったら山谷とか大阪で言ったら西成とかですね。

近所にはやくざの事務所があり、たまにたくさんのパトカーがその事務所を包囲していたりしました。そういう時は事前に各戸に「今晩は外に出ないでください」と警官が言いに来ましてね。大体神戸とか広島のいろんな「流派(笑)」の本部の方で親分の代替わりがあったり、抗争があったりした時でしたね。

その事務所の少し向こうには二階建ての大きなプレハブ小屋があって、朝になるとその二階に住んでいるニッカポッカのオジサンたちがぞろぞろと出てきて、トラックの荷台に乗ってどこかに連れていかれていました。オジサンたちは夜になると戻ってきて、近所にしょこしょこある小さな居酒屋で飲んで。

その工事現場の資材置き場が保育園児から小学生の頃の僕らの遊び場で、そこのはずれに以前書いた、僕が保育園児の頃に山ほどあるエロトピアとかエロ雑誌を日がな一日読みふけっていた廃マイクロバスがあったんです。

マイクロバスで遊ぶときはみんなが運転手になったりして遊んでいるのを横目で見ながら、僕は前にも書いたように一番後ろの座席でオジサン・オバサンがセックスしている様子の劇画を、一心に読んでいました。

以前は書きませんでしたが、その中で一番お気に入りのストーリーがありましてね。イケメンの社員に恋するブスのOLがそのイケメンに抱かれたいと思って夜な夜な「一人でする」毎日を送っていたところ、ある日仕事の書類をチェックしていたときに、そのイケメンが汚職事件に関与していることを偶然知ってそれをネタに証拠をちらつかせて脅迫して自分を抱かせる、というのがありました。なぜかはわからないけどその話がお気に入り過ぎて、マイクロバスに行く度にその劇画をまず一度読んで、それから他のまだ読んでいないエロ劇画に手を付けていました。

そんな僕の保育園児時代(笑)。

その時でしたね「おしょくじけん」という単語の意味を習得したのは。ストーリーからの類推で意味は習得できました(「それをダシに男に自分を抱かせる」という部分は子供ながらなぜか頭の中で切り離すことができていました)。ただ、読み仮名の方を見ていたので、「汚職事件」とは結び付いていませんでした。あの頃は小学2年生までの漢字しか使いこなせなかったので。だから、のちに「お食事券」と混同することになるのです(笑)。

「誰かに便宜を図ってもらう目的で高級レストランの『お食事券』を内緒で送る『おしょくじけん』」だと最初は思いました(笑)。

遠くはないでしょ(笑)。

また、脱線した。でもあの劇画また読みたいですね。保育園児の頃の記憶力ってすごいので、今も絵は鮮明に覚えているのですが、まず間違いなく有名なエロ劇画家の三条友実さんの作品だと思うんですけどね。

で、その夢のような廃マイクロバスで遊んでいない時は、隣の資材置き場に作った秘密基地で遊んでいたわけですが、ある日センセーショナルな出来事がありました。僕ら幼児にとっては「産業革命」(笑)。

金属の足場が導入されたのです。それまでの半分腐ったコンパネで作るよりも金属の足場で秘密基地を作った方が頑丈にできるので、僕らはコンパネには目もくれず重い金属の足場をえっちらおっちら運んで基地を作るようになりました。

今ふとそんなことを思い出して、おそらく金属の足場が使われるようになったのがあの頃、1970年代後半からのことだったんじゃないかなと思いました。時間を経て大人になってみると、点と点が繋がれる「アハ体験」をすることってありますよね(笑)。

もう秘密基地遊びをする年齢も終わりに近づいたころに、その資材置き場にロール状になった綿(ワタ)のようなものが置かれたことがありました。

子供なんで・・・

当然引きちぎってみますよね(笑)。そうすると、単なる硬めの綿(ワタ)で金属の足場なんかに比べたらくそ面白くもない。で、夕方になったんで家に帰ったんですが、帰る途中から身体中がキシキシするというかイガイガするというか。今改めて考えたら、あれば綿(ワタ)ではなくて住宅の断熱材のグラスウールのようなものだったんだなと。それで細かい繊維が身体中についてイガイガ。

それも大人になってから考えると、その資材置き場の持ち主の建設業者がどこかの建物の施工に使う予定で置いてあったのだろうから、僕らがひきちぎっちゃって翌日非常に困っただろうなと。

でも、犯人は明らかだったのに、特に親にクレームが行くこともなく、のんびりした時代だったなと今改めて思ったりしますね。

いや、今いつも観ている古民家DIYのチャンネルの新しい動画が公開されたのですが、そこで断熱材ロールを扱っているのを見てふと幼児の頃のことを思い出したんです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
OSZAR »