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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ダブル難病のサクラ、今日を生きる

2025年05月30日 | サクラ(新顔)
サクラの病気については病院で先生に訊きまくり、ネットでも調べまくり、最近はChat GPTで膨大なやりとりをしています。保護者であり介護者である自分が少しでも多くの(役に立つ)知識を持つこと、それがサクラへの最大の支援になると信じるから。
猫の難治性口内炎:一生治らない場合が多い(投薬方法に細心の注意)
猫の心不全   :(胸水が発生する状況では)予後数ヶ月から1年半
ポイント       :適切な投薬治療 (サクラの体調から抜歯=麻酔手術は断念)

サクラは口内炎になって2年9ヶ月、心不全を発症して6ヵ月になる。この間、最も大切なのはサクラのQOLだとそれだけを考えてきた。いつ終わるかわからない命を、人間のように知識を駆使して楽しむことができない猫。長生きのためと嫌な治療に明け暮れるよりも、その日その日を楽しんでもらいたい。実際、サクラもそれを望んだのです。

出窓で日光浴 (今はケージも保護部屋も全開放です)

食べれなくなったサクラを保護して1年、水を飲まないサクラに水(スープ)を飲ませ、投薬を行った。人を怖がるサクラだったけど、本人(猫)のためと飲食介助を続けた。サクラは猛烈なビビリで、家裏時代もいつも物陰に隠れていた。でも本来は気の優しい穏やかな猫だということはわかっていた。そのサクラがある日、介護を1年ほど続けた頃、スプーンでスープを飲ませようとする自分(オジン)をキッと睨みつけたのです。「自分で飲むからいいわよ!」 そう訴えてるような目つきだった。以来サクラは他の猫たちと同じように生活するようになり、自分もその意思を尊重して無理強いを止めた。

リビングのテーブル上にて (上はキー)

サクラが家裏にやって来たのはもう7年近く前になる。家裏でお世話し、冬は囲いのある家裏に用意したカイロ付寝床で過ごした。(口内炎のため)食べれなくなって家中に保護したが、もともと保護するつもりでした。小柄で童顔、いまだに仕草が子猫っぽいサクラ。初対面の時は6ヶ月ほどに見えたが本当はもっと上なのかもしれない。耳が欠けていたのでサクラ猫と思っていたけど、そのうち欠けが大きくなったり反対の耳も欠けてきたり、どうやら自然の"欠け"のようだ。しかし出会って以来サクラの発情は見たことがない。そう言えば同じ家裏で過ごしたみうもそうだった。

家裏時代のサクラ、寝床にて

今は何ひとつサクラに強制していません。投薬は食べ物に入れ、サクラが自分から食べるのを待つ。カロリー計算してノルマを課すのも止めました。必要と思えばカロリーエースで栄養補助。たまに自分で水を飲んでいるが、もともとそんなに飲まないタイプのようだ。問題は粗相で、当初はトイレ使っていたのに今はまったく使わなくなった。でも躾けは試みずに、サクラがよくする場所に吸水シートを敷いて対応しています。


キッチン床のハチにくっつく

猫らしく生きる、自然に自然に伸び伸びと。自由にやりたいことをして暮らすサクラを見るのは楽しい。サクラも、無理強い食事介助の頃から較べると変わってきました。相変わらず保護者からは逃げるけど、おねだりをしに来るようにもなった。もともと蚊の鳴くような小さな声ながらピーピーとうるさいです。そして何より、他の猫たちをまったく怖がらなくなった。モドキやハチや、今では誰彼なく子猫のように甘えまくっています。口内炎も心不全も、投薬をうまく管理すれば何年だって生きられると書いているサイトも多い。1日1日を大切に生きるサクラ。重篤な病猫だってこんなに猫生を楽しめるんだぞ、と。同じく心不全で基礎疾患の宝庫でもある自分(オジン)も、しっかりと見習っています。


モドキ一派の一員に (ヒョウ、ココ、モドキ、真ん中にサクラ)


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