もう9年半の付き合いになるダイフク。
ノラ時代の生活の場に恵まれず、深刻な虐待を受けて姿を消した。
おそらく生死の間を彷徨ったに違いない。
でもダイフクは生きていた。そして5年ぶりに、自分のもとへと戻って来た。
ボロボロになったダイフクを保護した1年後、耳先の異常が扁平上皮癌と診断された。
それから半年が経ちます。自分(オジン)の体調不良もようやく回復。
今はわが家で恙なく暮らしているダイフクだけど、保護者の悩みは結構大きい。

ダイフクの居場所①リビングのピアノ下
ダイフクは現在、推定で10才半から11才。(先生の見立てはもう少し上だけど。)
高齢の域に達していてしかもエイズキャリア。
今年に入った頃から涎を垂らすようになった。
水が漏れたような垂らし方なので、当初は歯が抜けたのかと思った。
ダイフクは触れるようにはなったが、まだ怖くて口の中までは見れない。
今はやはり口内炎かと疑っています。
赤い目やにも、前ほどひどくはないがまだ続いている。

ダイフクの居場所②コタツ周り(ふみふみ中です)
毛が密で細く長いので、ノミがなかなか完全駆除に至らない。
おそらくノミの卵が落ちないのだろう、ダイフクだけ頻繁に大発生する。
昨年は毎月入浴シャンプーしてノミ駆除。マイフリガードも毎月施した。
それでも完全駆除できない。
静電気で埃を集め、痒いのか噛んで濡らしてまた汚れるで、いつも汚い。
年末以来キャプスターを投与することで、ゼロではないがノミは画期的に減った。
触れるようになったのでノミチェックを兼ねて、櫛が通るようになるまで鋤いています。
少しでもきれいにね。

ダイフクの居場所③窓辺で日向ぼっこ
まだまだ怖れられてはいるけど、最近は他猫に悪さをしなくなった。
お世辞にもかわいいとは言えず、高齢夫婦の家(わが家)で余生を過ごすことに。
で、先生に今後のことを相談に行きました。
すると先生は、「当院では手術は控えたい」と。
ダイフクは保護した折に、別病院で(去勢)手術を高齢のため断られた経緯がある。
こちらの先生は半年前の診断の際は手術も視野に入れていたのだが。
疾患(目やに)が治らなかったり口内炎の疑いがあったりで、気になるのはエイズです。
それは去年エイズ発症したシロキを看取って以来、自分も気にしていたことだった。
ダイフクのいろいろな症状は、エイズ発症の前兆なのだろうか。
苦難と過酷な生活に耐えてきたダイフク。
やっと巡ってきた平穏な生活。少しでも長く余生を過ごしてもらいたい。
でも、扁平上皮癌(鼻)で逝った文太(ワンコ )の壮絶な最後を忘れることはできない。
ダイフクの手術をしてくれる病院を探すか。このまま平穏な余生を送らせるか。
保護者の悩みは続きます。

ダイフクの耳先:幸いにしていまのところ癌の進行は遅そうだ
(万年出血で見づらいけど、幹部は先端の黒い部分でまだ小さい)
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