
4月、今月は寒の戻りなど、気温差が極端ですね。
筆者の住む東北の山形でも、朝晩を中心にまだ上着が手放せない状態です。
そのような中、4月の「清明」という言葉が、心に響きます!!
4月3日13時00分に日本気象協会tenki.jpが「二十四節気の「清明」はどんな季節?心地よい天候の理由や花・風習など紹介」の題で次のように伝えました。
『(前略)
2025年の清明は、4月4日です。期間でいうと、4月4日から、二十四節気「穀雨」の前日である4月19日までが清明にあたります。
清明は、すべてのものが清らかで明るく、生き生きとしているという意味です。たくさんの花が咲き、草木が育ち、日差しはまぶしく、風が心地よく感じられるころ。ちょうど入園式や入学式が行われ、新年度の始まる時期で、清明の季節感にぴったりですね。
(中略)
清明のころの平均気温は、九州から北海道は11月上旬~11月下旬 (沖縄は11月下旬~12月上旬)と大体同じで、冷たさを感じるくらいの空気感です。
ただ、清明のころと11月上旬~11月下旬では、太陽の高さが大きく違います。
太陽の高さは季節とともに変化し、夏至(6月21日ごろ)に最も高い位置を通り、冬至(12月22日ごろ)に最も低い位置を通ります。清明のころの太陽は、冬至が近づく11月上旬~11月下旬に比べて高い位置を通るため、平均気温は大体同じでも、日差しはずっとまぶしく、強く感じられます。
“冷たさを感じるくらいの空気”と“強い日差し”、このアンバランスさが清明の明るく清らかな季節感を作り出しているようです。
また、冷たい北風の吹く季節が終わり、南東からの穏やかな風が吹くようになり、清明のころは本格的な春の訪れを感じさせてくれます。
(中略)
清明のころに見ごろを迎える代表的な花はソメイヨシノです。九州~東北にかけての広い範囲で、順に見ごろを迎えます。
各地でお花見シーズンとなりますが、昼間は紫外線への対策を忘れずに。夜は冷えてきますので、ブランケットや座布団など準備しておくと安心です。
桜が咲くころには、桜になぞらえた“花のつく言葉”が多くあります。
花冷え(はなびえ)…桜が咲くころ、一時的に寒さが戻ること。
花曇り(はなぐもり)…桜が咲くころ、空が薄く曇っていること。
花明かり(はなあかり)…満開の桜で、夜でもあたりがほのかに明るく感じること。
花風(はなかぜ)…桜が満開のころに吹く風や、花を散らす風のこと。
花筏(はないかだ)…水面に散った花びらが、風に吹き寄せられ流れていく様子。
花疲れ(はなづかれ)…お花見に出かけた後の疲れのこと。
(以下略)』
2025年大阪・関西万博の開会日4月13日も天候に恵まれず、ブルーインパルス記念飛行も中止になりましたが、清明の時期と20日からの穀雨とが一緒に来たと考えれば、心が休まるのではないでしょうか。
4月清明の時期で気象状況が悪いのは残念ですね

4月3日、清明を解説する日本気象協会tenki.jpサイトトップ画像
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