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「認知症に効く」すごい脳トレを発見…!何歳からでも始めたいワケ

2024-08-27 11:04:00 | 生活編

なんと”たった一言”で「認知症に効く」すごい脳トレを発見…!何歳からでも始めたいワケ
  現代ビジネス より 240827 川島 隆太(医学博士,東北大学加齢医学研究所教授)


「会話の中で言葉に詰まる」
「名前が出てこない」
自分自身の実感、あるいは身の回りにいる人の中でそんな経験を見聞きしたことはないでしょうか? なかなか言葉が出てこないのは、「脳の情報処理能力の低下が原因」と指摘するのは脳トレ博士として知られる川島隆太・東北大学教授。

 川島教授は、脳の働きを鍛える手段の一つが「早口ことば」だと言います。
なぜそんな効用が見込めるのでしょうか?
 川島教授と早口ことば芸人・作家の大島隆太さんの共著による『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けします。

⚫︎「早口ことば」で脳を鍛えられる
 30代男性編集者から聞いた話です。実家へ久々に帰省して60代のお母さんとお会いしたら「なんだか口数が減っていた」。おしゃべり好きなはずのお母さんが以前より無口になり、彼が理由を聞いたら「最近、なんだか言葉が出てこなくて、おしゃべりする気にもならなくて……」。

 これは脳の情報処理能力の低下が原因です。いわゆる、「頭の回転力」ってやつですね。

 加齢は原因の一つです。脳の働きは20歳ごろをピークに徐々に下降線をたどります。
ただし、脳のすごいところは何歳からでも鍛えられることです。
 そして、頭の回転力を簡単に鍛える最良の手段の一つが「早口ことば」です。
「早口ことば」って脳にとって最高のごほうびなんです。

試しに次の「早口ことば」を言ってみてください。

 堂々登場!(どうどうとうじょう)

 相当好評!(そうとうこうひょう)

 脳の構造上(のうのこうぞうじょう)

 脳の向上(のうのこうじょう)

 そのものの本

⚫︎脳が活発に働く
 どうですか? なんだか脳が活発に動いている感じがしませんか?
それは「早口ことば」などの簡単な文章を声に出して早く読むと脳が活発に働くからなんです。
「早口ことば」を速く読む努力をしているときは、通常の速度で声を出して読んでいるときに比べ、前頭前野(思考や感情の制御や記憶の生成に係る)や側頭連合野(記憶の保持に係る)などが強く活性化します。

⚫︎楽しく鍛えて楽しく続ける
 脳のすごいところは鍛えた分、ちゃんと答えてくれること。
記憶力、滑舌の向上に効果があり、認知機能の数値が上がることも期待できます。
 そしてここがポイントですが、脳を鍛えようと思ったら、継続することが大切です。
筋トレと同じで続けないと効果がない。

『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』では、早口ことば芸人の大谷隆太さんが考案した、ユニークな早口ことばを難易度4段階で63個集めています。

もう1つ具体例をご紹介しましょう。難易度は2です。

 知事に直々にひじき(ちじにじきじきにひじき)

人間は誰しも三日坊主になりがちですが、こうしたユニークな「早口ことば」なら簡単に続けられます。
 なぜかというと、それはずばり楽しいから。
人間は怠け者な一面があるから面白くないと続きません。
楽しいと続けようと思う。
続けると脳が鍛えられる。
鍛えられると、また楽しくなる。
まさに好循環なのです。
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脳神経外科医がこぞって”ウォーキング”を褒めているワケ…やる気やひらめきがほしければ、まず歩こう 202408

2024-08-11 23:24:00 | 生活編

脳神経外科医がこぞって”ウォーキング”を褒めているワケ…やる気やひらめきがほしければ、まず歩こう
   現代ビジネス より 240811  菅原 道仁



 人はいったん作業を始めると、だんだんと集中し始め、やる気が起こり、夢中になったり楽しくなったりする。このような現象を専門用語で「作業興奮」と呼びますが、そうは言っても毎日、やる気を出し続けるのは大変なこと。

 そこでおすすめしたいのがウォーキングや散歩。
脳神経外科医の菅原道仁さんが脳をその気にさせる方法を綴った『すぐやる脳』(サンマーク出版)から一部抜粋、再構成してお届けします。


⚫︎あの名作もウォーキングから生まれた!?
 毎日、やる気を出し続けるというのは確かに大変なことです。
そんなときにこそおすすめしたいのが、ウォーキングや散歩。なぜなら、「作業興奮」の原理を活用したいときは、適度な運動による脳への働きかけが有効だからです。

 アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏が「想像力を高めたいなら、仕事場を出て散歩をしなさい」と言い、自身もよく散歩をしていた事実は、知られています。
ジョブズ氏だけに限りません。
 時代はさかのぼりますが、大作曲家・ベートーベンは歩くことが大好きで、午後はよくウィーンの街を歩き回っていた、と言い伝えられています。紙と鉛筆を常に持ち歩き、ひらめいたことをすべて書き留めていたようです。

 かのダーウィンは、考えごとをするための散歩道として、自宅に砂利道を設け、レーストラック的に愛用していました。ウォーキングを始めるときに石を積み、「1周するごとに1個ずつ崩す」というルールをつくり、困難の度合いを「石3つ分」「4つ分」などと言い表していたそうです。

 小説家のチャールズ・ディケンズも、散歩愛好家のひとり。1日に30マイル(約48km)も歩いていたそうです。彼の作品の登場人物の多くは、ウォーキングの最中に思いついた、と言い伝えられています。

「森の生活者」としても知られる作家・思想家のヘンリー・デイヴィッド・ソロー氏は、その著作で「足が動くと、私の考えも流れ始めます」と記しています。大作家といえども、自身の才能に頼るだけではなく、積極的に歩くことで多くのひらめきを得ていた様子がうかがえます。

 もちろん科学的に見ても、「歩行」と「思考」の間には深い相関関係があります。
一般的な解釈で言うと、歩行により、多くの血液が体内を循環し、血中の酸素が体中の器官に行き渡り、脳にも酸素が十分供給されるようになります。その結果、あらゆるパフォーマンスが上がるというメカニズムです。

⚫︎歩きながら問題を考えた人の発想
 また定期的に歩くことで、脳細胞間の新しい連結や海馬の量が増えたり、新しいニューロンの成長が促されたり、ニューロン間での信号のやり取りを行うレベルがアップしたりすることも明らかになっています。

 ここでひとつ踏み込んで、興味深い研究をご紹介しておきましょう。アメリカ・スタンフォード大学のマリリ・オペッゾ氏とダニエル・シュワルツ氏らによる研究で、2014年、実験心理学の専門誌『Journal of Experimental Psychology』に発表された論文です。

 176人の大学生に「創造的思考」に関するテストを行い、そのうちのひとつで、タイヤやボタンのようなどこにでもあるものの「型にはまらない使い方」の提案を募りました。
その結果、「歩きながら問題を考えた被験者」は「座りながら考えた被験者」よりも多くの奇抜な使い方を提案したそうです。

 一方、「歩くこと」が裏目に出る場合があることもわかっています。
「cottage(コテージ、カッテージ)、cream(クリーム)、cake(ケーキ)」という3つの単語から共通して連想できる単語を探す、というテストを行った際には「座りながら考えた被験者」のほうが良い結果を出したそうです。(この問題の正解は「cheese(チーズ)」です)

 研究者は、「自由な発想が求められるようなテストの場合、歩きながら回答するほうが良い結果を導き出せるが、特定のものに焦点を当てるようなテストの場合は歩きながら答えを考えるのは逆効果かもしれない」と指摘しています。
 つまり、発想力や創造力などのひらめきがほしいときは、歩くことが推奨されるというわけです。

⚫︎もはや、歩かない理由はない
 また、同チームには次のような報告もあり、2014年の『ニューヨーク・タイムズ』でも取り上げられています。被験者にさまざまな条件でウォーキングをしてもらい、その前後に創造力をはかる試験を実施したところ、ほぼすべての学生が、ウォーキング中に大幅な創造力の向上を示したというのです。
「ひとつのものの使い道をいくつも考える」という試験で、大部分の被験者の回答数が約60%アップしました。しかも、その回答は「目新しく、かつ適切なもの」だったそうです。

 また、ウォーキングを終えて腰を下ろしたあとでも、被験者のクリエイティブな発想力は顕著な伸びを示しています。この2つ目の実験の場合、ウォーキングのあとの試験では、ウォーキングの前に比べて被験者の回答数が有意に増加し、回答の質も主観的に見て向上しています。
 作業興奮につながるどころか、成績も効率もアップする。もはや、歩かない理由はありませんね。
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脇腹のぜい肉「ラブハンドル」の原因と、撃退する方法  202407

2024-07-21 10:55:00 | 生活編

脇腹のぜい肉「ラブハンドル」の原因と、撃退する方法
  専門家が教えてくれた。
  WomensHealth より 240721 


⚫︎脇腹のぜい肉(ラブハンドル)が付く理由
「摂取するカロリーが運動で消費するカロリーよりも多ければ、体脂肪が増えると思ってください」とアプトン。「そして脇腹は、ぜい肉が付きやすい場所のひとつです」

 フィットネスジム『Embody Fitness』のパーソナルトレーニングディレクター、トム・ワードによると、脂肪が付きやすい場所は遺伝的に決まっており、それに応じて体脂肪は、体中の異なる部位に蓄積する。
 でも、これは内臓脂肪と生殖機能を外界から守るため。言うなれば、体の自己防衛機能みたいなもの

 ラブハンドルは部分的に遺伝によるもの。体に関することは大体、遺伝的素因(この場合は、どこに脂肪が付きやすいか)、食生活、運動、ストレスレベルによって決まる。

⚫︎ラブハンドルを取り除くためにかかる時間
 これは、あなたのエクササイズと食生活、それぞれに費やす時間で変わる。
「運動と食事のプランを真面目に取り組むほど、ラブハンドルは早く減ります」とアプトン。
 でも、短期的に極端な食事制限をするよりも、少しずつ着実に減らしたほうが効果的。
ワードによると、健康的なダイエットとは、1週間に体脂肪を0.5~1%ずつ減らしていくことを言う。
 つまり、「体系化された運動と食事のプランに従えば、8~12週間で体脂肪率に明らかな変化が見られるはずです」

⚫︎ラブハンドルに効果的なエクササイズ
 脇腹かそうでないかに関わらず、部分的に痩せることはできないし、最初に痩せる部位も選べない。でも、定期的な運動と健康的な食生活を続けていれば、いつかは問題の部位に効果が出るはず。

「体系化されたバランスのよいウエイトトレーニングで、体の中でもっとも大きな筋肉群を鍛えましょう。ぜい肉には、これが一番効きますからね」とワード。

「私たちがよく使うのは、スクワット、デッドリフト、そしてランジ。クライアントの能力に合わせて、強度を上げたり下げたりします。最大心拍数の80~85%で行うと、体脂肪の燃焼効果が高くなります」

 ランニングにも間違いなくメリットがあるけれど、ラブハンドルの撃退をゴールとするなら、ウエイトトレーニングを選ぶべき。「そのほうが短い時間で大きな成果が得られます」とアプトン。

「余分な脂肪と体重を減らしたいときは、ヘビーなウエイトリフティングが驚くほど効果的です」
 ジムには週に3~4回通ったほうがいいけれど、それ以外の時間をどう過ごすかも考えて。
「ジムに通えば体重が減ると思っている人は多いですが、1時間運動しても23時間座っていれば、カロリーの消費量が増えず体重は思い通りに減りません」とアプトン。「体重が減るかどうかは、日中の活動量にかかっています」

「ダイエットで見落とされやすいのは、非運動性熱産生(NEAT)です」

「簡単に言うとNEATは、運動以外の活動で消費されるカロリー量。買い物、掃除、徒歩での移動だけでなく、デスクでそわそわ動くのも含まれます。
NEATを理解するだけで、ダイエットが大きく変わることもありますよ」
 エレベーターの代わりに階段を使うのも、いつもは車で行く店に歩いて行くのも、毎朝10分のストレッチをするのも、NEATを上手に稼ぐ方法。

⚫︎ラブハンドルを取り除くのに効果的な食生活とは?
 体脂肪を減らすには、食事の中身だけでなく量も管理する必要がある。「サステナブルに体脂肪を減らしたいなら、1日のカロリー収支を10~20%の赤字にしましょう」とワード。

“ダイエット”とは、この先ずっと続けられる食生活を確立するということで、一時的に体重を減らすことじゃない。
「体脂肪の削減には、タンパク質、野菜、フルーツ、食物繊維が豊富で、加工食品が少なく、血糖負荷の低い食生活がオススメです」とアプトン。

「タンパク質と食物繊維は満腹感を持続させ、不必要な間食を防いでくれます。
また、野菜のようにボリュームと栄養がたっぷりで低カロリーの食品は、ボリュームと栄養が少ない加工食品よりも腹持ちがよいですよ」
「食事では毎回必ず、肉、魚、植物から良質なタンパク質を摂取しましょう。
筋肉は代謝率が高いので、ダイエット中も失いたくありません。タンパク質は、トレーニング後の筋組織の修復と成長に不可欠。カロリー収支が赤字の間は、なおのこと重要です」

▶︎優先的に摂取したい食品リスト
タンパク源(ナッツ、豆類、魚、肉)
緑色の野菜
良質な脂質(アボカドやナッツに含まれるタイプの脂質)

「良質なタンパク質、脂質、緑の野菜を豊富に摂れば、血糖値の急激なアップダウンがなくなって活力が安定するため、ダイエットが続けやすくなりますよ」とアプトン。

さらに以下の食品を極力避ければ、脂肪が減りやすくなる。

▶︎避けたい食品リスト
・加工食品
・人工的に甘くされた食品
・高カロリーの飲み物(炭酸飲料など)
・アルコール

⚫︎ラブハンドルをなくすならストレス対策も!
 睡眠を優先しストレスを抑えることで、ぜい肉の除去は楽になる。
1日7~8時間の睡眠を確保して、睡眠の質を高めるために、寝る前は何かリラックスできることを。

「ストレスレベルが高いと、コルチゾール(ストレスホルモン)の量が増えます。コルチゾールは、特におなか周りの体脂肪率に好ましくない影響を与えることが分かっています」とワード。
「ヨガ、呼吸エクササイズ、マインドフルネスを取り入れてストレスを管理すれば、コルチゾールの量、そして体脂肪が減りやすくなるかもしれません」

 ストレスの原因と、即効で気分がよくなることを考えて実行しよう。
その答えは人それぞれ。お風呂にゆっくり浸かるもよし、日記を書くもよし、瞑想するもよし。ストレスは目標達成を一段と難しくするので、日頃から解消しておくことが大切だ。


※この記事は、 イギリス版ウィメンズヘルスと、 アメリカ版Preventionから翻訳されました。
※この記事は、当初2022年に公開されたものを再編集しました。



💋脇腹の贅肉の別名が、ラブハンドルとは…
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「正しい歩き方」を学ぶ機会は一度もない  240721

2024-07-21 10:38:00 | 生活編

「正しい歩き方」を学ぶ機会は一度もない
 CocoKARA next より 240721  


 ちょっと前に見た記事の中に、はっとした一文がありました!
それは、私たち人間は「歩く」ことを誰からも習わない、という文章でした。
 思わずナルホド~と納得してしまいました。

 私たち人間はおよそ1才前後で本能的に歩けるようになると言われるそうです。
バランスよく二本足歩行で歩くという本能は、生命を受けた瞬間からDNAの中にしっかり刻み込まれているんですね。

 小学校に入れば、体育の授業があり、水泳や他のスポーツのルールも学びます。
でも、歩き方を一生の中で教わることはないんですよね。

 歩くという元来本能として持っている技能を,親や先生が教えてくれることはないのです。
つまり、「正しい歩き方」を教わる機会はほとんどないんです。

 ということは、歩き方に悪い癖があってもそのままにして一生を過ごしてしまう人も少なくないのです。
 バランスが崩れて体に変な癖がつくと、やがて骨格の歪みや左右の筋肉さなどが出て、その結果間違った歩き方しかできなくなってしまうのです。

 気にならない人には、些細なことかもしれませんが、体のどこかに痛みや歪みなどが出てくる場合には、問題は深刻になります。
 なので、「歩く」という正しい運動の仕方を知って、日常生活で実践してみましょう!
それはつまり「体幹ウォーキング」のススメです。

⚫︎「体幹を使った歩き方」とは
 見た目にも不自然な歩き方(猫背や肩がどちらか下がったままなど)や股関節に痛みが出るような歩き方は、体幹が使えていない証拠なのです。
 体幹の骨格と筋肉をうまく使って歩くことが、痛みや歪みのない正しい歩き方、ということなのです。

 ここからは体幹ウォーキングの4つの基本をお話しします。

基本1. 背骨のS字湾曲がしっかり作られるように立てること
 二本足歩行のヒトが本来持っている正しい骨格は、背骨がしっかりS字湾曲していることです。
肩の力を抜いて、胸を開くことで横から見たときにキレイなS字を描く。
正しい骨格を形づくることができます。

基本2. 腕を振るとき背中の肩甲骨も同時にうごかす
 歩くときには、誰でも腕を前後に動かし(振って)ますが、その際、背中にある「肩甲骨」をしっかり動かします。

基本3. 骨盤から前に足が出ること
 歩くときは足が交互に前に出ていきますが、その際にインナーマッスルである腸腰筋をしっかり使って骨盤から前に足を出していきます。

基本4. 着地した足に体重と重心がしっかり乗ること
 脚が前に出た次は地面への着地になります。
着地の際、着地した足にしっかりと重心と体重全体が乗るようにします。

 また、正しいウォーキングを実践するためには体幹部分にある3つのポイントも重要になってきます。
それは、

●肩甲骨
●骨盤
●丹田(おへその下)

です。

 特にこの丹田(おへその数センチ下)を意識して歩くと歩かないでは姿勢が変わってきます。
 ぜひ、ビルのウィンドウに映った自分をチェックしながら、美しい体幹ウォーキングを実践して見てください。



[文:出張マッサージ ミラク 代表・齊藤麻由子]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。



💋小学生の頃、父親に指導される。ヘソで歩けと…。
父の履いてる靴底は偏った減りはないのが不思議だった
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1時間に1秒行うだけで視力が回復する…目が乾きすぎた現代人に眼科医が勧める"完全まばたき"のすごい効能 202407

2024-07-20 23:12:00 | 生活編

1時間に1秒行うだけで視力が回復する…目が乾きすぎた現代人に眼科医が勧める"完全まばたき"のすごい効能
 プレジデントOnline より 240720  綾木 雅彦


疲労、肩こり、目の疲れ。夏の体調管理にまずすべきことは何か。
 眼科医の綾木雅彦さんは「病は目からやってくる。デスクワークやスマホを見る時間が長い人は、目の保湿機能が平均2割以上も低下している」という――。

⚫︎目のトラブルの多くは「涙不足」が原因
 多くの人は、まばたきを意識することがさほどありません。

 でも、人は1日に2万回、まぶたを閉じたり開いたり、つまり「まばたき」をしています。その理由は、とても単純。目は、閉じるたびにダメージから回復するからです。

 試しに、上まぶたを完全におろし切って、下まぶたとしっかり1秒、くっつけてみてください。そして、目を開けてみましょう。いかがですか。目がすっきりして、手元、あるいは遠くがくっきり見えてきたのではないでしょうか。

 目は、涙によって守られています。目を開けたままでいると乾燥してしまうので、それを防ぐために、私たちはまばたきをするのです。

 人の涙は、「油層」「水層」「ムチン層」の3つの層から成り立っています
最も表面を覆う「油層」は、涙が蒸発するのを防ぐ役割があります。この油は「マイボーム腺」という、まぶたの際にある器官から分泌されます。
 真ん中は、涙の約98%を占める「水層」。おもに水分ですが、たんぱく質や酸素、脂質なども含まれます。
 3つめの「ムチン層」は粘り気のあるムチンからなっていて、涙が流れ落ちないよう、目の表面(角膜)に糊のように粘着しています。

 以上、涙の3つの層が何らかの理由で均一でなくなり、目の表面からなめらかさが失われてデコボコになると、光が適正に目に入らず、散乱します。すると、目がかすんだり、見えにくくなったり、まぶしさを感じたりするのです。

⚫︎まばたきが減っている現代人
 想像以上に涙液の分泌が大事なことが、おわかりいただけたかと思います。

 この分泌かつ涙液を均一に目の中に広げる方法、それが、まばたきです。
十分に涙を生み、3層の成分をきちんと整えて眼内にゆき渡らせることは、まばたきにしかできないのです。

「人は1日に2万回、まばたきをしている」と先述しましたが、実は、現代人はまばたきの回数が減っています。
 すると、目は涙が不十分になって乾いてしまい、それによってさまざまな目のトラブルが生じてしまいます。

 まばたきの回数が減っている主な原因は、「ストレス」と「スクリーン(デジタル画面)の凝視」。この2つといえるでしょう。

 忙しく仕事に追われていたり、人間関係で頭を悩まされたりなど、ストレスがかかって緊張していると、自律神経のうちの交感神経が優位になります。
 交感神経が優位になると目が開き、まばたきの回数が不十分になります。さらに、涙の分泌量も減ってしまいます。

 また、パソコンやスマホなどの画面を凝視するなど、集中してものを見ていると、おのずとまばたきが減ります。
 オフィスで長時間パソコンと向き合っていたり、スマホのゲームに夢中になったりしていると、目がパシパシと乾く感覚を覚えることがありませんか。それが「ドライアイ」です。では、ドライアイについて詳しく説明しましょう。

⚫︎ドライアイは現代病でもある
 私は2015年から毎年、計1万2000人以上の患者さんの目の乾き具合を記録しています。

 その結果、コロナ禍以降、涙の量は平均13%減少、目の保湿機能は平均23%低下していることがわかりました。
 主な要因は、在宅勤務によるパソコン作業の増加や、スマホ時間の増加、環境の変化によるストレスだと考えられます。

 さらに、マスク着用でも目が乾きやすくなっています。マスクの隙間から、息が“直接の風”となって目に当たるからです。

 まばたきの回数が減り、涙が少ない状態が続くと目の表面がどんどん乾燥し、ドライアイになります。それによって涙の3つの層の状態が不安定になり、視力の低下も引き起こす。これが現代病ともいえる、ドライアイの正体です。

 現代人の目は、乾きやすい状態にあるので、「意識的に目にうるおいを取り戻す=まばたきをする」必要があるのです。
 要するにまばたきは、目に必要な涙を供給し、角膜の表面を自ら整えることができるセルフケアというわけです。

 角膜が車のフロントガラスだとしたら、まぶたがワイパーで涙が洗浄液。まぶたをすることで、まぶたがワイパーのように目の表面をなぞって、涙を塗り広げてくれます。細かなごみもきれいに取り除き、適度なうるおいを与えて目の表面を整えてくれるため、「ものを見る力」も実際に高まります。

⚫︎まばたきは実用視力を改善する
「え? ホント?」と驚いた方もいるでしょう。
ほんとうです。まばたきで、「実用視力」を最大限に高めることができるのです。

 視力には、「瞬間視力」と「実用視力」の2種類があります。
「瞬間視力」は私の造語です。眼科検診など「Cマーク」の切れ目を瞬間的に見分ける方法で計るのが瞬間視力。いわば、ものを見る能力の最大限の努力値です。

 一方、より専門的な機械で60秒、継続的な検査で測るのが「実用視力」。瞬間視力よりも計測時間が長いため、その人が日常生活で感じている見え方により近い結果が得られます。

 瞬間視力は、一時的になら簡単に上がります。
目を細めると、遠くが少し見えるはずです。それは「球面収差(きゅうめんしゅうさ)」、つまり視線の中心と周辺での光のばらつきが減るからで、目を細めて視野が狭まることで焦点が絞られ、見えやすくなる現象です。

 しかし、それはその場しのぎでしかありませんし、いつも目を細めて生活するわけにもいかないでしょう。
 重要なのは、「安定して、よりよく見る」ための視力、すなわち実用視力。まばたきは、その実用視力を守り、改善してくれるのです。

⚫︎あなたのまばたきは間違っている?
 ところで「まばたきなら簡単。すぐできる」と思っていませんか? 
「しょっちゅうまばたきをしているけど、目が乾く」という人もいるかもしれません。

 実は、すべてのまばたきのうち5回に1回が、まぶたが閉じきっていなかったり、速すぎたりして“不完全なまばたき”に終わっていると推計されています。

 不完全なまばたきの割合が多いと、まばたきによる圧力を十分に受けることができず、涙の油分をつくるマイボーム腺がふさがって機能しなくなり、涙の質が低下することがわかっています。
 また、まばたきが速すぎると涙は十分に出ず、眼内にそれが塗り広がりません。

 そうです。まばたきは、まぶたの上げ下ろしの回数よりも、グイッと一度、まぶたをしっかり閉じきることが大切なのです。

 そこで、ぜひ行っていただきたいのが「完全まばたき」です。
やり方は簡単で、上まぶたと下まぶたを、0.5〜1秒、しっかりくっつけるだけでOK。

 現代人のまばたきは、平均0.3秒といわれているので、いつもより少し長めに目を閉じる意識で、ぐいっと1回、まぶたをしっかり下ろしきるようにしましょう。

 とはいえ1日に2万回ほどまばたきを、常に意識するというのは現実的ではありません。
朝起きたときや昼休み、そして気がついたときにいつでも、この完全まばたきを行ってみてください。

 私の患者さんに完全まばたきを1カ月ほどしてもらうと、「よく見えるようになった」と喜んでくださる人がたくさんいらっしゃいます。

⚫︎デスクワーカーは「極深まばたき」を
 長時間デスクワークをしたり、ついついスマホの画面を見続けてしまう人に行っていただきたいのは、完全まばたきよりも長い時間、まぶたをしっかり下ろす「極深(ごくぶか)まばたき」です。

 完全まばたきは、1回0.5〜1秒ですが、極深まばたきは2秒。1時間に1回を目安に毎日行いましょう。
 極深まばたきは、とくに若い人におすすめです。

 目の網膜が薄い年配の人より、網膜の厚い若い人のほうが目が疲れやすいからです。
一般的に、全身の筋肉は「若い人ほど筋力があり、疲れにくい」という傾向がありますが、目の網膜に関しては逆。
 若い人は網膜が厚くて感度がよく、目の透明度が高い分、光によるまぶしさから痛みや不快感が出やすい傾向があります。

 よく、「歳を取って目が疲れやすくなった」といいますが、実は「若い人ほど目は疲れやすい」。ですから、よく目の疲れを感じる人は、まだまだ若い証拠です。私がしっかりと、保証します。

 いかがですか。「たかが、まばたき」と侮るなかれ。

 まばたきのおかげで1日2万回、目には自己回復のチャンスが訪れます。
今日から1回でも多く、上まぶたと下まぶたをきっちりつける「完全まばたき」をするよう心がけましょう。

▶︎綾木 雅彦(あやき・まさひこ)
眼科専門医・慶應義塾大学医学部非常勤講師 1982年、慶應義塾大学医学部卒業。
1994~1997年、ハーバード大学に留学(医学部研究フェロー)。昭和大学医学部眼科准教授、国立病院機構埼玉病院眼科医長、国際医療福祉大学三田病院眼科准教授などを歴任。慶應義塾大学眼科学教室の研究者として知見を深めながら後進の指導にあたるほか、日本抗加齢医学会評議員などの要職も数多く務める。「ブルーライト研究の第一人者」としても知られる。著書に『視力防衛生活』(サンマーク出版)など。
(構成=鈴木裕子)
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