goo blog サービス終了のお知らせ 

超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・花みずき

2025-04-13 06:07:30 | 自作俳句
春の朝ふと純心に包まれる
花びらの舞い散る中で迷い道
春愁や樹木のように蘇生せむ

フェルメータバード百など春の午後
葉桜の隣の紅や花みずき
春陰やその色だけでは野も暗し

花の道賢者の路灯チューリップ
数年後デルフィニウムの花の青
タンポポがいざなうままに遠回り

春学期遠くで歌う吾亦紅
外堀を埋められてなお木の芽時
この春にもうじき届く自炊本







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徒然俳句・春あざみ

2025-04-11 22:21:19 | 自作俳句
新年度あれやこれやで花疲れ
飛び込むとまた難しい春の街
花びらがまた降りて来る春あざみ

花びらの山を散らして飽きもせず
窓からは花を眺めて耽るジャズ
快感を取り込む穴が開花せず

久々の苺ショートや花吹雪
この春もわが天職は手放さず
薄皮の疲れを剥がし春眠る

仲良しがまた一人去り春の雲
古着だけ探して春の物価高
ブルグルという小麦米 春の皿
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徒然俳句・春御籤

2025-04-09 00:03:21 | 自作俳句
花時に散歩がてらに飲む珈琲
春嵐ここしばらくは枝しなる
庭の花今頃咲きて遅桜

何かしら事情ありなむ春ごもり
そこそこに世間人なり町の春
図書館にいつ並ぶかな春の刊

老いし人戸を叩きけり春床屋
古着屋を近くで見つけ暖かや
きな粉色この服如何に春御籤

春天や薄いコートで遊歩せむ
朝夕はまだ余寒なりこの四月
春の空また戻るらむ好循環

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徒然俳句・花休み

2025-04-08 00:03:10 | 自作俳句
思うよりハードル高き春講座
文明の利器のラインを新年度
ふだんにはやり慣れぬ事春挑む

疲れにはきな粉捻じりや山笑う
二、三日休んでいたい春仕事
風光る優しい人は新婚さん

久々にベージュの服で春の街
自宅とは勝手が違う春講座
取り敢えず孤立化だけは春避ける

自己治癒で立ち直るまで花休み
眠りたる能力が春行き惑う
何にせよ四月半ばに祝い事
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徒然俳句・栞花

2025-04-07 00:03:31 | 自作俳句
起床して春靴下を履いてみる
初対面うつむき加減 新年度
薄明り春の陽差しや朝の窓

パソコンもほぼ落ち着きて四月かな
外出の春の古着も掛けてあり
越してきて春三年目終の部屋

旅人も岸辺で憩う春の川
満開の桜のアーチ抜けて雲
寒暖差重ね着をする春の服

花びらを手帳に挟み栞花
ためらいは全部忘れて春木立
漂いて春の街行くきな粉いろ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
OSZAR »