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富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

(お知らせ)伝道師協会ブログの引っ越し

2025年05月07日 08時35分30秒 | 世界遺産伝道師協会

(お知らせ)

ブログ記事を引っ越しました

伝道師協会ブログは5月1日より下記へと引っ越ししました。

これまでのgoo blogがサービス修了となるため、これまでのブログ記事や今後のブログ掲載を

Ameba(アメーバ) blog に引っ越しました。

下記ブログをご覧いただき、引き続き伝道師協会の活動をご覧ください。

wh-dendousi-0830のブログ

上記をクリックすると、引っ越し先に移動します。

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書籍の紹介)『世界文化遺産でたどる日本の歴史』

2025年04月13日 11時04分06秒 | 世界遺産伝道師協会

(書籍の紹介)

『世界文化遺産でたどる日本の歴史』

『世界文化遺産でたどる日本の歴史』(熊倉浩靖(著)、雄山閣 発行)が令和7(2025)年3月21日に発行されました。

 著者は現在、高崎商科大学特任教授ですが、これまでに『古代東国の王者―上毛野氏の研究』や「上野三碑」に関する著書をはじめ、多数の著書があります。

 本書の構成は、日本の世界文化遺産21件を紹介する「時間軸に沿ってまずは一つずつ」が全体の4分の3を占め、「“日本の歴史”を振り返る」で世界文化遺産のエッセンスを通史的にまとめ“日本という文化的空間”を浮かび上がらせようとしています。

 本書を手に最初に読んだ項目は勿論「富岡製糸場と絹産業遺産群」でした。
関係しそうなページを読み漁ったところ、どことなく違和感がありましたが、“あとがきに代えて”を眼にし、何やら納得しました。
そこには「「うーん、なるほど」、「いや、他の解釈もあるのではないか」。それぞれの世界文化遺産についても、全体を通しても、様々な感慨、場合によれば違和感を持たれた方もあろうかと思います。」」とあり、「自分事として世界文化遺産を生かし続けていただきたい。」とある。本書をザッと読んだとき、感想の先手が打たれていたことを知りました。

 そこで、この最初の違和感の正体を見定めるよう再度目を通しました。(これも著者の手の内にあったのであろう。)

 本書では、世界遺産としての意義を示す「顕著な普遍的価値の言明」で示された登録基準と適用理由を掲示しつつ、その解説に際しては著者の持つ深い歴史的・文化的な視点(歴史観=熊倉史観?)を通して各遺産の価値や歴史的意義を解説し“日本という文化的空間”を浮かび上がらせようとするところに本書の特徴を感じます。
著者ならではの歴史観が随所に見られ、「今までとは少し異なった視点」(これも本書の帯に記されている)となっています。
著者の視点を野球に例えると、様々な球種が投げられてくる印象を抱き、これが違和感の正体であるかもしれません。

 これまで手にした日本の各世界文化遺産から日本歴史のあゆみを通史的(年代順)に編集した書籍に『世界遺産の日本史』(佐藤信 編、ちくま新書)がありますが、これとの対比することで本書の特徴が一層明確となります。

 私の感じたところでは、各遺産を年第順に並べ、その解説を各執筆者に、日本の歴史に落とし込む作業は読者に委ねる『世界遺産の日本史』に対し、各資産を軸とし俯瞰つつも読者に向けて歴史的背景を提示し、日本の歴史に同化させようとする本書の違いと見ました。

 ともあれ、『世界文化遺産でたどる 日本の歴史』からは多くを考えさせられました。是非ともご一読をおすすめする1冊です。

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第38回 城下町小幡さくら祭り (4/6)

2025年04月10日 16時02分46秒 | 世界遺産伝道師協会

第38回 城下町小幡さくら祭り

桜の花が5部咲きの中 甘楽総合公園 お祭り広場を会場にパンサー尾形を特別ゲストに迎え さくら祭りが 令和7年4月6日(日)10:00~15:00盛大に開催されました。

会場には所狭しと(食品販売店・現地の特産品販売・生花店・各種ボランティア)テントが立ち並び、ステージ上は各種アトラクションで、桜まつりムードを盛り上げています。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会メンバー8名9:00に現地集合し、活動準備を行いました。

お客様は10:00のスタートに待ちきれずにお出でになられました。

午前中は曇りで、肌寒く感じましたが、午後から太陽が顔を出して、活動日よりと、なりました。

本日の活動は世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」及び「日本遺産かかあ天下」のパネル解説・チラシ配布・座繰り体験・まゆクラフト無料体験を各班に分かれて、活動致しました。

時おり〃ド~カン〃と、大きく響く 織田家武者行列の号砲の中、首をすくめながら お客様は配布されたパンフを片手に抱え世界遺産パネルに目をやり、いろいろと質問等頂きました。世界遺産登録されて10年を迎えますが、まだ遺産群に見学に行かれてないと言う方が沢山おられました。

座繰り体験に取り組むちびっ子や、お姉さん達! 昔はこうして糸を とったのか~
などなど口にして、自ら体験なさった糸を 大切にお持ちになられ 笑顔で帰られました。

まゆクラフトコーナーも親子連れのお客様、伝道師のお姉さまに蚕とサナギのお話を聞きながら完成させた、まゆクラフト”ぐんまちゃん”を、早速手に吊るし、またはバックに吊るして、お帰えりになられました。

お客様と楽しく世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群のお話、蚕の話などさせて頂いている内にあっという間 15:00終了の時間となりました。

用意した世界遺産パンフセット100部も終わりました。

後片付けして本日の活動 終了致しました。

活動に参加戴いた J保千代子・O笠原伸之・W辺文夫・Y井恵美子・Y野雅史・H野里美・Y村和子・I川武男(申し込み順・敬称略)伝道師の皆様お疲れ様でした。

(I川武男)記

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「世界遺産伝道師協会(西毛地区)現地研修会」に参加して

2025年04月06日 10時02分34秒 | 世界遺産伝道師協会

「世界遺産伝道師協会(西毛地区)現地研修会」
に参加して

 4月4日(金)に令和7年度「世界遺産伝道師協会(西毛地区)現地研修会」が行われました。日本絹の里に9:50に集合しました。

 日本絹の里では、最初に近藤会長に挨拶をして頂きました。その後、日本絹の里の解説員の方に、館内の解説をして頂きました。

 私が印象に残ったことは、群馬県においてもかなり早くから養蚕が行われていたこと。「続日本紀」には和銅6年(713)、上野国から租税の一つである調(郷土の産物)として絁(簡素な絹織物)が納められたことが記されています。また、正倉院には天平勝宝4年(752)に新田郡から納められた黄絁が、今も大切に保管されています。

 日本では、江戸時代までは、中国から生糸を輸入していたようですが、江戸時代になると国外に金、銀が流出するのを防ぐために、中国からの輸入を止めて国内で養蚕を盛んにするようになりました。そして、養蚕に関わる本も書かれるようになりました。世界遺産である田島弥平旧宅の田島弥平が著わした「養蚕新論」の巻頭のページには西郷隆盛の書が記されています。「満蔟 如雲(まぶしにみつること くものごとし)」とあります。

 群馬には、富岡製糸場が建設されたにも拘わらず、長野県などに比べて機械製糸の普及が遅れたことをずっと不思議に思っていましたが、群馬では座繰り製糸が発達していたことや組合製糸が整備されたことによって、他県に比べて座繰り製糸が長く行われたことが理解できたように思います。

 解説して頂いた後は、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の繭花ワーキンググループ15名が作成した「藤色のハーモニー」という作品が優良賞(群馬県立日本絹の里館長賞)を受賞したので、その作品を鑑賞しました。私も作品作りに少し参加させて頂きましたが、受賞作を改めて見ると、深い感慨を覚えます。指導してくださったM寺さんには感謝の気持ちで一杯になります。
私たちの作品の他にも最優秀賞の作品等も鑑賞させて頂きました。
繭を材料にして出来る繭花の芸術性には感嘆しないではいられない。いずれも本当に素晴らしい作品ばかりでした。

 日本絹の里から「喜の蔵」に移り、昼食。

昼食後は、群馬県蚕糸技術センターに移動。群馬県蚕糸技術センターでは、最初に所長に挨拶して頂きました。


その後は、担当者の方に緑色蛍光シルク「GFPぐんま200」の説明等をして頂いた後、センター内の案内をして頂きました。
乾燥機→煮繭機→操糸機→揚返機→束装・仕上と見学。

それらの機械を見学する際に日産自動車というメーカーの名前が目にとまりました。富岡製糸場に今も残る「ニッサンHR型自動操糸機」を開発した日産自動車のことです。

思いがけず日産自動車という名前を目にしましたが、日本を技術立国へ導いた産業のルーツに「織物」があります。世界に名をはせるトヨタも、創業者・豊田佐吉が発明した自動織機から始まっています。
「ニッサンHR型自動操糸機」は、当時のプリンス自動車工業(1966年8月1日をもって日産自動車と合併)が開発しました。プリンス自動車工業の原点は、群馬を発祥とする中島飛行機です。小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルシステムを製造したIHIエアロスペースは、日産自動車宇宙航空事業部を前身とし、そのルーツはプリンス自動車工業の宇宙関連機器部門であり、さらにロケット技術は、中島飛行機が行っていたロケット研究に端を発します。なお、IHIエアロスペースの本社、生産部門は富岡にあります。
蚕糸技術センターで目にした日産自動車から富岡まで思いを巡らせてしまいましたが、織機、自動車産業、自動操糸機、宇宙産業と関係していることに驚くとともに、群馬県が、それらの産業の中核として存在し、しかも富岡は最先端産業の中心地として輝いていることに改めて誇らしく思った次第です。

話が若干それてしまいましたが、蚕糸技術センターの屋内の見学の後は、外に出て、クヌギの木を網で囲んである天蚕の施設も見学させて頂きました。
クヌギの枝はすべて切り落とされていましたが、6月ごろには青々と葉を繁らせるとのこと。群馬県で唯一の機関として、研究・開発・人材育成等蚕糸業全般にわたって重要な機能を果たしている蚕糸技術センターを見学出来たことはとても意義深いものでした。

 蚕糸技術センターからは車三台に分乗して総社町山王地区養蚕農家群・蚕神(絹笠尊・日枝神社境内)・山王廃寺跡・都丸家住宅(小栗上野介関連施設)を見学。

井上理事が中心となって解説をされました。
この地域の大型養蚕農家や「樫ぐね」のある風景は印象深く、しかも古代東国有数の古代寺院が存在したことや上野国府や国分寺・国分尼寺が近くに存在したことから、この地域が上野国の中心地だったことが分かります。

2027年には「逆賊の幕臣」という大河ドラマが始まり、小栗上野介が主人公として演じられます。小栗上野介関連施設である都丸家住宅については、老朽化が極めて進んでおり、早急に公的な対策が求められると思いました。

 ここから蚕糸技術センターに戻り、全ての日程を無事に終えて解散となりました。現地研修会の参加者は、N島顧問、近藤会長、I上理事、I川西部支部長、J保千、W辺丈、O笠原、M寺、Y井、S田(午前のみ)、Y野ま、S藤斎、U原の13名でした。

 また、充実した有意義な研修会を楽しみにしたいと思います。

(記:W辺丈夫)

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「咲前神社春祭り」で伝道活動

2025年04月06日 10時00分58秒 | 世界遺産伝道師協会

「咲前神社春祭り」で伝道活動

令和7年度第一回伝道活動が4月1日(火)安中市鷺宮「咲前神社春祭り」で幕を開けました。

空は曇り雨が落ちていた!昨日4名の伝道師で準備作業した 活動資材を車に積み込みブルーシートを掛けて9:00会場の咲前神社に向かった!

主催者様が用意して頂いたテント内に全員で活動準備作業を行い終了しました。

昨年度不在だった元伝道師Hさんもご夫妻で近くにテントを張り座繰り体験のブースを作り用意をしていました。ご挨拶に伺い共にスタート致しました。
当神社は蚕の神社としても有名で、Hさんはお客様が春祭りで座繰り体験で引いた糸を10年前から上納していたそうです。

お客様の来場は少なくて各コーナーの担当者は暇をもてあまし、雨、寒さで体が震えています!活動伝道師は簡易○○〇を張り寒さ対策をしてお客様応対を行い、まゆクラフト無料体験・チラシ配布を行いました。


パネル展示を宮司様のお計らいでお宮の廊下を使用させて頂き、富岡製糸場と絹産業遺産群広報活動を行いました。

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